ニュース・リリース
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初動は、当日には作れない ~ランサムハウス事案から考える企業の危機対応~※本稿は2026年7月22日9時(執筆時点)までの公開情報に基づいています。今後の発表により内容が変わる可能性があります。 この記事の3つのポイント 1.2026年7月13日にサイバー攻撃によるシステム障害を公表したニチレイグループについて、復旧が進んだ7月21日夜、犯罪グループ「RansomHouse(ランサムハウス)」が犯行声明を出したと報じられました。 2.犯行声明は攻撃者の一方的な主張であ... -
標的型メール訓練とは?AI時代に変わる攻撃手口と、組織を守るセキュリティ教育の進め方標的型攻撃メールは、特定の企業や個人を狙い撃ちにするサイバー攻撃の代表格です。近年はその手口がますます巧妙になり、企業にとって深刻なリスクとなっています。これに対抗する有効な手段として広く実施されているのが「標的型メール訓練」です。 しかし、生成AIの普及によって攻撃の質は大きく変わりました。不自然な日本語や明らかに怪しい添付ファイルといった「これまでの見分け方」が通用しなくなり、攻撃の入り口もメ... -
生成AI時代の新基準「AIMS」 AI活用は「性能」から「統治」へ生成AIの活用は、いまや一部の先進企業だけの取り組みではありません。ドキュメント作成、プログラミング支援、データ分析、カスタマーサポート、マーケティング、社内ナレッジ検索など、AIは日常業務のさまざまな場面に入り込みつつあります。 一方で、AIの利用が広がるほど、ハルシネーション、機密情報や個人情報の不適切な入力、学習データに由来するバイアス、著作権・説明責任・ログ管理など、従来のIT管理だけでは... -
【AI時代のサイバーセキュリティ 鼎談③】AI時代に人間が残せる価値とは/若手世代に向けて ― セキュリティを学ぶ学生や若手に向けてこんにちは、VLCセキュリティグループ CISO 兼 VLCセキュリティラボ 代表の中本です。 本シリーズもいよいよ最終回。第1回ではClaude Mythosをめぐる業界の本音と企業の打ち手を、第2回ではセキュリティ市場の地殻変動と「責任を負える専門家」の重みを、西本顧問・川口氏のお二人と語り合ってきました。 第1回目:https://vlcsecurity.com/column/19212/ ... -
【AI時代のサイバーセキュリティ 鼎談②】セキュリティ企業はAI先端企業でなければ生き残れない ― AIエージェントを自作する事業会社、責任を負う専門家こんにちは、VLCセキュリティグループ CISO 兼 VLCセキュリティラボ 代表の中本です。 前回(第1回)は、Claude Mythosをめぐる「業界人の本音」と「企業が打つべき手」を、西本顧問・川口氏のお二人と語り合いました。 第一回目:https://vlcsecurity.com/column/19212/ 今回はその続編として、話題をセキュリティ市場の構造変化に移します。攻撃側のAI活... -
【AI時代のサイバーセキュリティ 鼎談①】Claude Mythosの登場をどう捉えるか ― セキュリティ業界人の本音と、これから企業が打つべき手こんにちは、VLCセキュリティグループ CISO 兼 VLCセキュリティラボ 代表の中本です。 今回から全3回にわたり、当社の顧問にお迎えしている西本逸郎氏と川口洋氏を交えた鼎談の内容を、コラムとしてお届けします。テーマは「AI時代のサイバーセキュリティ」。Claude Mythosの登場、攻撃の民主化、能動的サイバー防御、そして人材の未来まで、業界の第一人者であるお二人と1時間にわたって率直に語... -
Claude Mythos Previewが示した「AI時代のサイバーリスク」防御の加速と攻撃の民主化をどう捉えるか※本稿は、Anthropicの公式発表、Mozillaによる公開情報、および複数の報道・解説記事をもとにした考察コラムです。未公表の技術詳細や一部報道に基づく内容については、確定事実としてではなく、今後のリスクシナリオとして整理しています。 1. Claude Mythos Previewとは何か 2026年4月、米AI企業Anthropicは、新たなAIモデル「Claude Mythos Pre... -
サプライチェーンセキュリティ評価制度(SCS評価制度)の最新動向2026年4月時点で公表済みの内容と、これから具体化される内容 近年、取引先や委託先を起点とするサイバー攻撃が、個社の情報漏えいにとどまらず、業務停止や取引先への波及といったかたちでサプライチェーン全体に影響を及ぼす事例が増えています。こうした背景のもと、経済産業省と内閣官房国家サイバー統括室は、企業のセキュリティ対策状況を共通の物差しで評価・可視化する仕組みとして、「サプライチェーン強化に向け... -
IPA「情報セキュリティ10大脅威2026」とAI時代のサイバーリスク 既存脅威の質的変化を見据えた戦略的対応はじめに 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は2026年1月29日に「情報セキュリティ10大脅威2026」を公表しました。本コラムでは、最新版の脅威動向を整理するとともに、特に3位にランクインした「AIの利用をめぐるサイバーリスク」を軸に、企業が今後どのような視点で対策を講じるべきかを考察します。 今回注目すべきなのは、単に「新しい脅威が登場した」ということではありません。むしろ重要なのは、ラ... -
【RSAC 2026 現地レポート】Day 4(最終日) _ 注目セッション振り返り & RSAC参加のすすめこんにちは、VLCセキュリティグループ CISO 兼 VLCセキュリティラボ 代表の中本です。 RSAC 2026 Conferenceも本日で最終日を迎えました。今年も例年通り、非常に密度の高い4日間でした。 最終回のDay4レポートでは、会期中に参加した技術セッションの中から個人的に学びの大きかった3つのセッションを振り返り、それぞれに対する洞察/コメントを添えてお届けします。 今年のRSAC...