政府は、サイバー攻撃による被害を未然に防ぐ観点から、攻撃を受ける前後の段階で対処する「能動的サイバー防御」を導入する方針を決定した。あわせて、サイバー攻撃を無害化する取り組みを2027年に開始する予定である。政府として、サイバー空間における対応力を高める枠組みを整える狙いがある。
今回の方針は、従来の受動的な対応にとどまらず、サイバー攻撃への備えを強化する考え方に基づくものである。「能動的サイバー防御」の導入により、攻撃の兆候や進行状況に応じた対応を行い、被害の発生や拡大を防ぐことを目指す。政府は、サイバー攻撃の無害化を2027年から開始するとしており、政策として具体的な運用段階に移行する見通しである。
政府の方針決定により、サイバー攻撃への対応は「被害が出た後の復旧」中心から、「被害を防ぐための対処」へ比重が移る可能性がある。一方で、制度の運用にあたっては、どのような状況で無害化を行うのか、対応の範囲や手続きなどが実務上の焦点となる。関係機関においては、2027年の開始に向け、体制整備や運用の準備が求められる。
政府は「能動的サイバー防御」の導入を決定し、サイバー攻撃の無害化を2027年から開始する予定である。サイバー空間の脅威に対し、被害を抑えるための実効的な対応を進める方針が示された。