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サイバーインシデント
2026.2.27
サポート終了の古いWi-Fiルーターが招くリスク、家庭内ネットワークの見直しが必要である

概要

古いWi-Fiルーターを長期間使い続けることは、利便性の裏側でセキュリティ上の弱点になり得る。とくにメーカーのサポートが終了した機器は、脆弱性が見つかっても修正プログラムが提供されず、攻撃者に狙われる余地が残る。家庭内の通信基盤であるルーターの状態を把握し、必要に応じて更新や買い替えを検討することが重要である。

詳細な説明

記事では、サポートが終了した旧式機器を使い続ける状況に注意を促している。サポート終了とは、製品の不具合修正やセキュリティ更新が提供されなくなる状態を指す。Wi-Fi 5は2013年から2014年ごろに登場したため、既に多くの製品がサポートを終了している状態にあり、2018年前後に購入したWi-Fi 5世代の機器の大半がサポート終了に該当する可能性が高い。一方、初期のWi-Fi 6対応製品も2026年1月からサポート終了の機器が登場し始めている。ルーターはスマートフォン、PC、テレビ、ゲーム機など複数端末の通信を集約する入口であり、ここに弱点が残ると家庭内ネットワーク全体に影響し得る。さらに、利用者が日常的に意識しにくい機器であるため、更新の有無や管理画面の設定が放置されやすい点も課題として挙げられる。

影響と対策

サポートが終わったルーターは、脆弱性が見つかっても修正されず、攻撃の足掛かりになる可能性がある。その結果、家庭内の通信速度の低下や接続の不安定化が生じるほか、知らないうちにマルウェア感染や不正アクセスなどのセキュリティリスクが高まる。さらに、利用者が気付かないうちに犯罪に加担することにもなりかねない。多くのメーカーが販売終了から5年をサポート期間として想定しているため、目安として5年以上同じWi-Fiルーターを使っている場合はサポートが終了している可能性がある。対策としては、まず利用中ルーターの型番とサポート状況を各メーカーのウェブサイトで確認し、サポート対象であれば更新の適用を行うことが基本である。すでにサポートが終了している場合は、現状維持ではなく買い替えを含めて見直す判断が現実的である。あわせて、管理用のアカウントやパスワードを単純でないものに設定するなど、運用面の点検も欠かせない。

まとめ

古いルーターの継続利用は、サポート終了によって「更新されないリスク」を抱えたまま使い続けることにつながる。家庭内ネットワークの中心であるルーターは、気づかないうちに攻撃対象となり得るため、サポート状況の確認と更新、必要に応じた買い替えを進めるべきである。

参照リンク

【Wi-Fi悲劇】まだ10年前のルーターを使ってるの?「サポート終了」が招くサイバー攻撃の標的 – TRILL