2025年11月1日、東京都立の高等学校1校において、入試受験生と在校生合わせて612名分の個人情報が流出した。
東京都教育委員会によると、教員・生徒が利用する情報共有ツール上に誤って公開され、校内の誰でも閲覧できる状態になっていたという。
問題のデータには、2025年度入試の受験者291名分の氏名、性別、生年月日、出身中学校、受験成績などの情報と、2024年度入学の現2年生321名分の氏名、性別、生年月日、住所、保護者名、電話番号などが含まれていた。
これらのファイルは誤ってアップロードされ、最大で約2週間近くにわたり閲覧可能な状態だったことが判明している。
発覚のきっかけは10月10日に、在校生の一人がツール上で現2年生全員の個人情報を見つけ、教員に報告したことによるもの。
報告を受けた学校側は、該当ファイルをすべて削除している。
なお、アクセスログを確認したところ、報告者以外の生徒1名のみが閲覧していた形跡があるのみで、ダウンロードや外部持ち出しは確認されなかった。
原因について東京都教育委員会は、個人情報の取り扱いが禁止されている教員・生徒共有アカウントに教員がファイルをアップロードしたことと、パスワード設定やアクセス制限などの基本的な情報管理が徹底されていなかったことの2点を挙げている。
学校は10月29日に全校集会を開き、生徒全員に事実を説明して謝罪。
11月1日には臨時保護者会を開催し、保護者に対しても直接謝罪した。
また、入試で不合格となった受験生に対しても個別に連絡を取り、経緯を説明のうえ謝罪を行っている。
再発防止策として、共有ツールの利用ルールの見直しと全教員・生徒への周知徹底、個人情報取り扱いに関する研修強化などを早急に進める方針を示している。
【参考記事】
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2025/11/2025111902