沖縄県南部保健所は2025年8月、久米島町とのデータ授受に使用していたUSBメモリ1本の紛失が判明したと発表した。
紛失したUSBには、久米島町の自立支援医療・精神保健福祉手帳申請者20名分の個人情報が含まれていたという。
該当するデータは氏名・住所・生年月日・診断名など。
このUSBメモリは、自立支援医療(精神疾患などで医療費の自己負担を軽減する制度)および精神保健福祉手帳(精神障害者の社会復帰を支援するための手帳)の申請データを市町村と保健所間でやり取りするために使用されていたもの。
2025年8月8日に久米島町から「県が貸与していたUSBメモリ1本が見当たらない」と連絡があり、その後職場内や郵送経路など2週間以上の捜索を行うも発見には至らなかったとされている。
保健所によると、当該USBメモリにはパスワードが設定されており、管理番号シールも貼付されているほか、執務室外での使用は禁止されていたため、第三者による不正利用や二次被害の可能性は低いとの見方を示している。
現在までのところ、情報が外部に流出した事実は確認されていないという。
原因については、USBの受渡し記録が不十分で、どのメモリがどこにあるかの管理が徹底されていなかったことが挙げられた。
沖縄県南部保健所は再発防止策として、個体管理の徹底、追跡可能郵送への変更、職員教育強化を実施すると報告。
「対象となる方やご家族、関係機関に多大なご心配とご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪のコメントを発表しており、今後情報の流出が確認された場合には、速やかに対象者への個別連絡と公表を行う方針を示した。
【参考記事】
https://www.pref.okinawa.jp/iryokenko/hokenjo/1008066/index.html